【剣盾シングルS21】ゴチル入り受けループ ゴチルゼルは見せポケじゃない! レート2018 / 最終217位
初めましての方は初めまして、TN Epiphanyです。今回は純正の受けループで初めてレート2000を超えることができたので、その構築記事になります。受けループが好きな人も、嫌いな人も目を通してもらえると幸いです
【構築経緯】
伝説ありのダイマックスなしルールなので、竜王戦環境のS17で自分が使った構築(https://epiphany-bob.hatenablog.com/entry/2021/05/01/232346)を改良して使うことにしました。
まず、ダイマ前提の運用だった→()に、も穴を掘るのダイアースでヒードランを強引に見る動きが出来なくなったので、ウルガモス対策も兼ねてに。
挑発マグストヒードランの対策枠が欲しかったので、→地震持ちのに。(ここは色々試しました)
ここまでで相手の眼鏡カイオーガや、雷持ちのゼルネアスが厳しかったので、→に。
バンギラスとヌケニンを同居させていると、両方とも選出したい時にできなくて苦しかったので、黒バドにもある程度抗えて、ウルガモスも止めれる怪電波持ちのHD(←)を採用。
最後に、ヌケニンを使っている関係上、カバルドンは極力出されたくなかったので、1番カバルドンを牽制できて、受けルミラーにも有利になれる(←())を採用して構築が完成しました。
【個体紹介】
HB 16n+1でできるだけ硬く
C D4振りをシャドーボールで確定1発
D 余り
S 最速102族抜き
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ちょっと変わった技構成のムゲンダイナ。シャドボは、悪タイプの黒バド受けを採用していない関係上、できるだけ黒バドに隙を見せたくなかったので、採用しました。(ポリ2の後投げは不安定) 他にもヒードランやエスパータイプへの一応の打点にもなるのが良かったです。ゴチルゼルにも半分くらいは勝てました。
守るは拘っているポケモン、特にウオノラゴンとヒヒダルマに対して、技を見てから交換する動きが強いと思ったので採用しました。守る→技確認→ヌケニン引きで、こちらにとても有利なサイクルが組めるのが強力でした。他にも相手のPP枯らしや、釣り交換対策、体力管理がしやすくなる等、多くのメリットがありました。
剣舞を切って技範囲を広げているザシアンも一定数いて、そういうザシアンは対面であれば守る自己再生で受けきれるのも良かったです。
主な役割対象→
A下降補正になっていますが、のんき(B↑S↓)のつもりで使っていました。(レンタルでは修正済み)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ヒードラン対策で採用しましたが、HBでも残飯があればそこそこ戦えたので、HBで採用しました。結果として、鉢巻ウオノラゴンに後投げできたりと、物理方面全般にも強く出れて良かったです。
特性はどんかんも検討しましたが、そもそもドランに後投げしてもあまり挑発を打たれなかったですし、再生力のほうが体力管理がしやすくて、圧倒的に使いやすかったので、再生力で採用しました。
主な役割対象→
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ザシアンを受けて、ひたすら自己再生をするポケモン。構築的にバンギラスが重めなので、バンギがいて選出に余裕があれば、選出したりしていました。
一応ゴチルゼル対策で地震グロパン型にしましたが、この技構成でも100%勝てるわけではないので、正直微妙な感が否めませんでした。熱湯や毒毒を採用しようかと何度も考えましたが、最終日前日にこの技構成だからこそ勝てた試合が何試合かあったので、最後までこの技構成で行くことにしました。
守るの枠をド忘れにすれば、対ゴチルゼルへの勝率が少しは上がると思いましたが、自己再生のターンに鉢巻ウオノラゴンを投げられることが多く、その際に誰に引くかの択になってしまうのは嫌だったので、守るは抜けなかったです。
主な役割対象→
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
黒バドやウルガモスを始めとした特殊全般を見る枠。輝石枠はラッキーを使うことが多く、ポリゴン2を使うのは久しぶりでしたが、耐久も火力も高い水準にあって使いやすかったです。
構築経緯で書いたようにウルガモスを特に受けて欲しかったので、蝶舞に対抗できるように怪電波持ちのHDで採用しました。黒バドのサイコショックを考えるとHBもアリかもしれませんが、ショックではなくサイキネ採用の黒バドも一定数いたこと、パーティー内に汎用特殊受けがいないこと、を踏まえてHDでの採用としました。他にも瞑想アシパ型の日ネクも流せたりして強かったです。
特性は黒バドをイカサマで落とせる可能性が出てくるアナライズにしました。
主な役割対象→
D>B(ダウンロード調整)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
カイオーガやゼルネアス等の伝説のストッパーとしてだけでなく、拘り持ちのポケモンの技を確認したあとの引き先にもなれるのが偉かったです。
ヌケニンを採用していない頃は、ヒヒダルマの技をムゲンダイナの守るで確認した後に、氷技の引き先、地面技の引き先をそれぞれ用意する必要があり、かなり窮屈な選出を強いられましたが、ヌケニンだとそのどちらにも1体で対応できるので、枠の圧縮にもなって良かったです。
未来予知からの悪ウーラオス引きまで考えると、守るよりこらえるのほうが強いかなとも思いましたが、あまりその動きはされなかったので、最終的に守るで採用しました。
主な役割対象→(←△)
(拘っているのが確認できれば)
H 16n−1
HB A無振りオボンカバルドンのステロのターンに後投げして、トリックを打って相手が地震だった場合、それなりの確率で起点にできるライン(正確にいくら振ればいいのか、よく分かりませんでした、、、)
HD 特殊に投げたいので、できるだけ硬く
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本構築のMVP。最初はカバルドンメタで、風船挑発型で使っていましたが、さすがにピンポイント過ぎましたし、受けループにも特別有利というわけではなかったので、自分が使われて1番嫌なスカトリ型で採用することにしました。
スカトリ型だと、受けループにも強めなだけでなく、相手の受けループメタで出てくるポケモン、具体的にはや等に対して、スカーフを押しつけて行動を縛り、こちらの受けを容易にする動きが取れるのもとても偉かったです。例えば、相手の未来予知カプ・テテフがシャドーボールを採用していない場合は、未来予知+交代して出てくるポケモンの攻撃を、ヌケニン出し+守るで基本的には見ることができますが、シャドボを採用していた場合は、未来予知+シャドボの動きを取られてしまうので、ヌケニン出し+守るの動きができなくなってしまいます。しかし、予めゴチルゼルでテテフの行動を縛っておけば、こういった動きも取れるようになります。相手がこちらのトリックのターンに積み技や挑発をしていれば、そのままTODを狙えるのも強かったです。チョッキはいらないので、やめてください。スカトリ型でなければ、普通にハメられてますよ😭
また、グラードンやミュウツー構築は受けループ側がかなり不利ですが、ゴチルゼルでスカーフを渡すことに成功さえすれば、その2体に崩される心配はなくなるので、基本的に負け、から、そこそこ勝てるぐらいまでになるのも偉かったです。
ゴチルゼルは調整や技構成によって、見れるポケモンが大きく変わるので、誰を起点にしたいのか考えて、選出するのが大事だと思いました。
主な役割対象→+受けポケ()+エスパータイプ()
【基本選出】
・ザシアン軸
+oror(両方)+ @1(が多い)
・黒バド軸
++@1(が多い)
・カイオーガ軸
++@1
→カバルドンと組まれている場合、ヌケニンは出さずに守るを絡めたタイプ受けで誤魔化します。
・ダイナ軸(非受けループ)
→++@1(が多い)
・ダイナ軸(受けループ)
→++@1(が多い)
・対ゴチルゼル
→から3体。
はアシパコスパ身代わり型ぐらいしか勝てる可能性がないので、極力出したくないですが、役割対象のポケモンがいれば出さざるを得ない時もあります。(大体負けます)
ほとんどの場合、ムゲンダイナでしか見れないポケモンが相手のパーティー内に1体はいるので、ムゲンダイナはほぼ確定です。また相手のパーティーに、ヒードランやGヤドキング、ウルガモスがいると、ほぼ100%出てくるのでそこは意識した選出をしていました。
【重いポケモン】
珠
→大体ダイマ砲とヘド爆両採用なので、ポリ2が毒らされると受けが成立しなくなります。
化身珠
→ポリ2が受からないので、岩雪崩がない願望でヌケニンを出すか、気合玉がないor外す願望でポリ2で受けるしかありません。
→挑発持ちの場合、ムゲンダイナとポリゴン2で頑張って削るしかないので、厳しいです。
→ビルド挑発のつけあがるアーマーガアしか当たりませんでした。
グラードン、ミュウツー、ゼクロム、黒キュレム等は言うまでもなく厳しいです。
【最後に】
7世代から受けループをよく使っていましたが、なかなかレート1900から上には行けなかったので、今回初めて2000に行けて良かったです。レンタルも用意したので、受けループ触ってみたい人は是非使ってみてください!
(レンタル用に少し調整したので、性別等微妙に記事とは違う個体もいます)